別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2018年4月25日水曜日

2018GW円覚寺舎利殿の特別拝観

 円覚寺舎利殿

舎利殿円覚寺の塔頭正続院の中心をなす建物。

現在の舎利殿は、鎌倉尼五山の一つ太平寺の仏殿が移築されたもの。

開山堂前の昭堂(礼堂)で、仏舎利を祀っていることから「舎利殿」と呼ばれています。

日本最古の唐様(禅宗様)建築物、そして、鎌倉で唯一の国宝建造物です。


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 太平寺跡碑

太平寺の仏殿は、1284年(弘安7年)頃には建てられていたと考えられています。

太平寺は、1556年(弘治2年)、安房の里見義弘が鎌倉に攻め入った際、住職の青岳尼を連れ去って妻としたことから、北条氏康(後北条氏)の怒りをかって廃寺とされてしまいました。

その後、1563年(永禄6年)の大火で正続院の諸堂が焼失してしまったことから、氏康は太平寺仏殿を移築して昭堂としたのだそうです。


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舎利殿の仏舎利は、三代将軍源実朝が宋より請来したもので、大慈寺に安置されていたましたが、1285年(弘安8年)、九代執権北条貞時によって円覚寺に移されました。

📎円覚寺舎利殿の仏舎利と源実朝の伝説


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鎌倉時代には宋の建築様式が輸入され、その代表的なものが東大寺南大門にみられる「大仏様」と円覚寺舎利殿にみられる「禅宗様」です。


 東大寺南大門


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GW特別拝観

 円覚寺舎利殿


GWの円覚寺舎利殿特別拝観は、5月3日(木)~5日(土)。

拝観時間は9:00~16:00


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