別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2021年9月14日火曜日

重籐の弓~小笠原流流鏑馬~



重籐弓(しげとうきゅう)は、小笠原流で最高格の免許弓。

(※免許弓は許しを得た者だけが使用できる弓)




~天の二十八宿・地の三十六禽~

重籐弓には、握り下28箇所、握り上36箇所に籐が巻かれています。

この数は「天の二十八宿・地の三十六禽」を意味しているようです。

「天の二十八宿」とは東洋占星術で用いる28星座。

「地の三十六禽」とは36方位に配された獣なのだとか。




重籐の弓は、天と地のありとあらゆる世界=神羅万象を表しているのかもしれません。

(※小笠原流弓馬礼法は、陰陽道を軸に成り立っているそうです。)





重籐の弓は『平家物語』によく登場します。

源平合戦で源義経が持っていたのも重籐弓だったようです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


こちらは相位弓(そういきゅう)

握りの上22箇所、握りの下15箇所に、七・五・三と籐が巻かれています。

御所の鳴弦の儀に用いられている弓なのだそうです。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆

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