別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年6月6日火曜日

鎌倉:覚園寺の愛染堂


覚園寺愛染堂は、かつて薬師堂ヶ谷にあった大楽寺の本堂だった建物。

堂内には、

「木造愛染明王坐像」(市重文)、

「木造阿しゅく如来坐像」(県重文:鎌倉十三仏

「鉄造不動明王坐像」(県重文:試みの不動)

が安置されています。


 大楽寺跡

大楽寺があった場所は、覚園寺参道の庚申塔を左に入ったところ。

大楽寺は、京都泉涌寺六世の願行によって胡桃ヶ谷に創建されましたが、1438年(永享10年)に起こった永享の乱によって焼かれてしまったため、覚園寺のある薬師堂ヶ谷に移されたのだといいます。

本尊は願行が鋳造したという「鉄造不動明王坐像」。

今は覚園寺愛染堂に安置されています。


伝説によると・・・

願行は江の島に参籠して、大山寺の本尊・鉄造不動明王像を鋳造します。

その際、試しに鋳造したものが覚園寺に伝えられる鉄造不動明王坐像なのだとか。

そのため覚園寺の不動明王は「試みの不動」と呼ばれています。





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