別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2017年5月7日日曜日

母と子の伝説と葵祭~京都:上賀茂神社~




上賀茂神社の境内社・片山御子神社は、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母・玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀る社。


☆ ☆ ☆ ☆ ☆


伝説によると・・・

ある日、賀茂川で川遊びをしていた玉依比売。

すると、川上から朱塗りの矢が流れてきました。

その矢を拾い上げて持ち帰ると、神の子を身籠り、やがて男の子が生まれました。

その男子が成人すると、玉依比売の父・建角身命(たけつのみのみこと)は、祝宴を開きます。

その席上、建角身命が男子に「お前の父親にもこの酒を飲ませてあげなさい」と杯を渡すと、「われは神の御子なり」と叫んで杯を上に投げ、そのまま天に昇っていきました。

玉依比売は嘆き悲しみましたが・・・

ある夜、夢の中に男子が現れ「葵桂(あおいかつら)の蔓(かずら)を作って飾るように」と告げます。

お告げのとおりに祭事を営むと、神山に賀茂別雷命が降臨したのだといいます。




葵祭

葵祭


葵祭で、葵桂の飾りをするのも、この伝説に基づくものなのだとか。


上賀茂神社


葵祭

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