別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2016年5月27日金曜日

茶の習慣と禅僧・・・建仁寺・高山寺・萬福寺・東福寺・建長寺

わが国の臨済宗開祖の栄西は、宋から茶の種を持ち帰りました。

その茶の種がいつ持ち帰られたものなのかは判りませんが、おそらく2回目の渡宋から帰国した1191年(建久2年)のことなのでしょう。


~ 岩 上 茶 ~

持ち帰った茶の種は、筑前(佐賀県)の脊振山にある霊仙寺に蒔かれ、これが「岩上茶」の起こりとなったと伝えられています。


 建仁寺


建仁寺は栄西が開いた京都最古の禅寺。

栄西は建仁寺の境内でも茶を栽培していたといいます。


 建仁寺茶碑



~ 宇 治 茶 ~

栂尾高山寺の明恵は、栄西から茶の種5粒を譲り受け、高山寺の境内に蒔き、それを宇治に移植して茶の栽培を行ったといいます。

これが「宇治茶」の起こりと伝えられています。

伝説では、宇治の里人たちが、どれくらいの間隔で茶の木を植えればいいのか困っていると、明恵は畑に馬を乗り入れ、「馬の蹄の跡に植えるように」と教えたといいます。


 高山寺

 萬福寺
(萬福寺)

 平等院参道



~ 静 岡 茶 ~

京都の東福寺の開山に迎えられた円爾(えんに)は、宋の杭州径山から茶の種を持ち帰り、郷里の駿河国に伝えたことで知られています。

静岡市の「お茶の日」は、円爾の誕生日である11月1日に定められています。


 東福寺


東福寺は円爾が開いた寺院。



~ 喫 茶 養 生 記 ~

栄西が茶の効用が著した『喫茶養生記』は、わが国最古の茶書。源実朝にも献上されたと伝えられています。

 喫茶養生記



~建長寺の茶筅供養~

 建長寺の茶筅供養


建長寺では5月28日に「茶筅供養」が行われ、使い古した茶筅を焚きあげて供養します。




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