別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2013年3月19日火曜日

巳年巳月巳日の銭洗弁財天

「弁才天」はインドの川を神格化したもの。

日本では、水神信仰と結びつき、湖沼などに棲む魔物を鎮める神として全国各地の水辺に弁天堂が造られていきました。

鎌倉でも鶴岡八幡宮旗上弁財天源氏池の島に、日本三大弁才天の一つ江の島弁財天は、相模湾に浮かぶ江の島に祀られています。

江戸時代になると金運や開運の福神としても信仰されるようになり、「弁天」から「弁天」と書かれるようになりました。

そして・・・「銭洗い」の信仰ですが、水神としての信仰と福神としての信仰がミックスされたもので、鎌倉の銭洗弁財天には、現在でも多くの参拝者が訪れています。




弁財天の縁日は「巳の日」。

巳の年には弁才天の百日参りが盛んに行われていたといいます。

銭洗弁財天は、源頼朝が巳年巳月巳日に見た霊夢によって、宇賀福神を祀ったのがそのはじまりだと伝えられています。

宇賀福神は、仏教の守護神弁財天と習合した神です。


今年(2013年)は巳の年、4月は旧暦でいう巳の月、4月初巳の日は9日。

ということで、今年の4月9日は巳年・巳月・巳日。

銭洗弁財天では「中祭」が執り行われます。

※参考までに巳の刻は午前10時頃となります。



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