別冊『中世歴史めぐりyoritomo-japan』




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2012年10月18日木曜日

生誕820年源実朝・・・鎌倉文学館

1192年(建久3年)8月9日、名越の浜御所で源実朝は誕生します。浜御所とは北条時政邸のことだと考えられます。

それから820年。

鎌倉文学館では、特別展「生誕820年源実朝」が開催されています。




源頼朝は、北条政子が産気づくと、鶴岡八幡宮を初めとする相模国の27の神社仏閣に神馬を奉納し、安産のための読経をさせています(北条政子安産の祈願所~源実朝の誕生~)。

のちに三代将軍となった源実朝は、和歌の道に精進し、1213年(建保元年)頃には『金槐和歌集』を編纂したと伝えられています。




山はさけうみはあせなむ世なりとも君にふた心わがあらめやも



風さわぐをちの外山に雲晴れて桜にくもる春の夜の月



世の中はつねにもがもななぎさこぐあまの小舟の綱手かなしも


和歌で名を残した源実朝は、1219年(建保7年)1月27日、鶴岡八幡宮で行われた右大臣拝賀の式に出席した後、甥の公暁によって暗殺されました(源実朝の暗殺)。

実朝の首は見つからないまま勝長寿院に葬られたといいます。


 金槐和歌集


鎌倉手帳
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